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June 08, 2009

「初めてのひとり登山」

Misensan


 この日曜日は、数人で伊吹山・北尾根の山歩きの予定だった。
隊長が急に都合が悪くなり、計画が頓挫してしまった。

 急遽、休むつもりをしていた週課となっている座禅会に出席した。
早朝6時からの、30分、30分の合計1時間の座禅である。

 今日の座禅中は、結構騒がしかった。
お参りの檀家の方が本堂近くを歩かれるパタパタという足音が聞こえた。
 さらに、外から進入したトンボや甲虫らしきやからが天上にぶつかる音
がする。
 これらの雑音に対しては、聞くともなく聞いて、それらにとらわれない。
そして、さらにはその音そのものになりきることが大切だと教わっている。 
 そういっても、なかなか凡夫ゆえ、うまくゆくはずはない。
文字通り、「そうは問屋が卸さない」というやつである。

そのうちに、左の耳元あたりで蚊の羽音がブーンと聞こえる。
「やばい!」必死で無視して"座禅三昧”にはいろうとする。
 顔のまわりを散々飛び回って、ついに右の頬に止まったようだ。
しばらく静寂が続く。
 やがて飛び立ち、ブーンという羽音をひびかせながら、数回僕の顔の周り
をまわって飛び去る。
その間5分くらいか、じっと静止しているのがこんなにつらいとは・・・。

 ようやく座禅会も終わり、帰路に着く。
空はどんよりとした雲におおわれている。
天気予報では、段々に良くなるとか。

 しばらく山に行っていないし、ぽっかりとあいた日曜日。
ままよと「ひとり登山」を実行する。
 山は近隣で、自宅から車で30分あまりの綾部市と舞鶴市の境にある。
弥仙山(みせんさん)といい、この近辺では3本の指に入る名峰である。
   (後のふたつは、青葉山と由良ヶ岳である)
 鋭い三角峰は「丹波の槍ヶ岳」とか「丹波富士」とも呼ばれるという。

 くねくねと曲がった狭い峠道を抜けて登山口に着く。
駐車場には車が1台だけポツンと止まっている。
 この間買ったばかりの新品の登山靴が心地よく足に入る。

ここは昔、大本教の修行場でもあったので神社が4つ位ある。
だから鳥居がチョコチョコ見られるのである。
 赤い小さな鳥居を右手に小川の上にかかる小さな橋を渉って登り始める。
この山は2~3回は登ったことがあるが、もう大分前の話である。

 急坂の深い樹林の中、ジグザグに登り、続いて苔むした古い石段を140
段ばかりハアハアいいながら登る。
結構息切れがする。
 その後しばらくして、山頂の金峰神社に着く。
ここまで2.1キロの行程である。
新しく整備がしてあって、案内は行き届いている。
 霧雨というのだろうか、あたりは一面の霧に包まれ湿度はきっと100%
近いのであろう。
 遠くに野鳥の鳴き声だけが響く。

ここでお昼ご飯にする。
 コンビニのオカカと明太子のおむすびがうまーい!

今回から、リュックをおろさずに水が飲めるように、トライアスロン用のペット
ボトルよりチューブが付いていて、それをチュウチュウ吸うというスマチュー
ブなるものを購入しリュックに取り付けた。
 その試運転をしたわけであるが、まあまあ便利である。
しかし、マウスピースの噛んでできる割れ目より水を吸うのに、結構力が
要るのが難点である。

 それと、携帯電話とデジカメの袋をリュックの背負いベルトにクリップで
取り付け、取出しを容易になるようにした。
 これは結構便利である。

帰路は、尾根を回りこむようにして登山口に出る「改心の道」を選ぶ。
 「改心の道」とは、意味深であるがいわれは知らない。
視界の閉ざされた、深い自然林の中をひたすら歩く。
 全長8キロ弱もあったろうか。
延々と続く狭い登山路に少々うんざりである。
 ほとんど誰にも会わない。
道端を良く見ると、イカリソウやカタクリらしき葉っぱがそこそこ見つかる。
 春先には可憐な花が眼を楽しませてくれるだろう。

やっとのことで林道に出る。
 2時間はゆうにかかったようである。
林道もかなり長かったがようやく登山口にたどり着く。

 「ひとり登山」は、ビビリのかずぼうには、熊に出くわさへんか?、また
追いはぎに襲われへんか?(江戸時代じゃあるまいし・・・)不安であった
が、それがまたスリリングで、Mではないが楽しめたのである。

 実際の話、山では携帯もほとんど通じない。
万が一ではあるが、心筋梗塞や脳溢血の発作に襲われると死に至る危
険性は十分あるのである。
 そのときは、そのとき・・・覚悟を決めなくてはならない。

霧の立ち込めた深い樹林の中を、誰にも会わずにひとり歩くというのは、
もちろん、「非日常」であり、なかなか下界では味わえない素敵な体験で
あった。

 
 

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Comments

座禅、続けておられるのですね。すばらしい。

父の日に桂林寺で町田宗鳳氏の講演があるようですね。

以前,NHKブックスから出ている「人類は宗教に勝て
るか」という本を読んで、気になっていた人で、氏の
話を聞くのが今から楽しみです。

それはそうと、いくら覚悟が御ありでも、危険なことは
程々に願います。

Posted by: くうたろう | June 08, 2009 at 06:38 PM

くうたろうさん、おひさしぶりです。町田さんは、最近教育テレビの「こころの時代」に法然について語っておられるのを初めて観て関心を持ちました。21日の桂林寺での講演を知って楽しみにしています。「車で来ないでください!」といわれているので、どこに車をとめようか思案中です。

Posted by: かずぼう | June 09, 2009 at 08:51 AM

登山靴とは どのような靴なのですか?
普通の運動靴よりも登山に適しているのでしょうか?

普通の道を歩くよりも、断然山を歩くほうが
楽しいですね
いろんな緑の景色も楽しいですし
木を見るのも面白いし
やっぱり自然って、すごいなあ~と感動します

Posted by: かおり | June 09, 2009 at 10:19 PM

申し訳なかったですね~まさかあんなことが起こるとは・・絶句です!でもかずぼうは素晴らしい。行動力、好奇心、探究心、充分副隊長の資格があります。あとは体力アップだね。

Posted by: 周 | June 09, 2009 at 10:51 PM

かおりさん、おはようございます。山っていいですよ!登山靴だけは、お金をかけていいのにしてください。長く歩きますし、豆ができでもしたら最悪です。京都の河原町三条の朝日会館地下1階の「好日山荘」が親切に相談に乗ってくれるし品物も豊富でグッドです。

Posted by: かずぼう | June 10, 2009 at 09:57 AM

周ちゃん、大変でしたね。というか、大変の最中なんでしょうか、心配しています。お花畑を考えると、7月が山はいいのかもしれません。北尾根、また計画してくださいね。待っています。

Posted by: かずぼう | June 10, 2009 at 10:07 AM

先生のライフスタイルには
あこがれを 感じます

Posted by: たーさん | June 11, 2009 at 11:24 AM

こんばんわ!かずぼう
ご機嫌如何ですか?
今日は日曜日、座禅三昧ですね。
ところで気がついたことがあるんですが
かずぼうの写真ってちっとも上手くないけど
考えさせられる何かがありますね
ワンコも何を考えてるのかな?

Posted by: 周 | June 14, 2009 at 11:25 PM

周ちゃん、おはようございます。ご機嫌はまあまあです。今は、「昔遊び」に興味を持ち、”竹返し”の竹を作っています。
「写真ちっともうまくないけど」にはひっかかりますが・・・。ワンコですか、何考えているんでしょうね?
食べることとか、散歩行きたいとか・・・くらいですかね。

Posted by: かずぼう | June 15, 2009 at 09:01 AM

かずぼうさん、今日は。

いつもエネルギッシュな行動に、感服いたします。

私は、舞鶴での単身赴任の時、自転車で、弥仙山の麓の神社まで行き、登りました。

このときは、神社の傍に、蜂に注意するよう縦看板がありました。

山頂からの少しの展望と、山頂の神社の裏の、広場で
冷たいビールを2缶空けて、昼寝をしたことを、思い出しました。

Posted by: 船橋 太郎 | June 17, 2009 at 11:02 PM

太郎さん、おひさしぶりです。自転車で登山口までなら小1時間はかかったでしょう。前と違って、最近はずいぶん整備され、金属の案内看板があちこちに備え付けられていました。眺望はあんまりですが、森林浴に最適です。

Posted by: かずぼう | June 18, 2009 at 09:44 AM

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