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June 02, 2008

「若狭駒ケ岳」

Buna

         新緑のブナ林の中の登山道


 昨日の日曜日、友人に誘われて若狭駒ケ岳(780m)に登った。
前日の大阪出張があり夜遅く帰宅で、早朝出発はきついかなと山行
きを躊躇していたが、出張の用事を早々に済ませ、いつもより早く帰
宅して登山を決行したのである。

 若狭駒ケ岳は旧上中町にあり、鯖街道熊川宿の近くから登る。 
(三方町と上中町が合併して若狭町となったのは、つい去年のことで
ある)
 日本の駒ケ岳20山の一座であるが、そう知られてはいない。
簡単ルートを避けて回り道したので、休み、昼食時間を入れて都合5
時間の行程であった。

 天気も雲ひとつない快晴で、風が涼やかで心地よい新緑のブナ林の
中の山道は、”快適”の一言だった。
 雑草はあまりなく、落ち葉がうっすらとつもり、開けて広々とした登山
道は気分も開放的でウキウキする。
 時折、ピンクに染まった谷ウツギの樹木やバラ科のシモツケのまるま
った白くてて小さな花々は心を和ませてくれる。

 また薄暗い林の中で、足元にギンリョウソウの群生するのを見つけた
ときは思わず歓声をあげた。
 この腐生植物ギンリョウソウ(銀竜草)は、20年ほど前に五老ヶ岳に
登ったときに初めて見つけてその異様な小さな花に目を見張ったもの
であった。

Ginnryousou


 ギンリョウソウは、森林の樹木の根元に生え、極端
に珍しい花というわけではない。
 ちょうど初夏に周囲の樹木と外菌根を形成して共生
するベニタケ属の菌類とモノボイド菌根を形成し、そこ
から栄養を得て生活するという。

 (この写真は右クリックすると大きくなります)

色素はなく、従って葉緑体がなく光合成しない。
 全体が透けた白色で、透明感があり、ガラス細工や蝋細工のようにも
見える。
 キセルや龍のような形で、山地のやや湿り気のある、あまり陽の光の
ささない落ち葉の中にひっそりと15センチくらいの大きさでたたずむ。
 奇怪な色と形でかずぼうを魅了するのである。
なんだか幻想的で、ミステリアスでこの世のものとも思えない。

 主に今頃によく見られるが、秋口にも少し違うがアキノギンリョウソウ
(ギンリョウソウモドキ)というのが咲くのである。
 れっきした花なのであるが、姿かたちから菌類かキノコに間違われる
ようで、かわいそうな花である。
 植生もはっきりせず、どうもキノコの菌類から栄養を得ているらしいから
自立していず、人間で言えば、”閉じこもり”や”パラサイト”みたいな奴で
ちょっとずれた感じがかずぼうに魅力を感じさせるのかもしれない。
 この花にあっただけでも大収穫なのに、素敵なブナ林と素敵な仲間と
の山登りに有意義な休日であった。

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Comments

そうか!ギンリョウソウはキノコの仲間だと思ってましたが花だったんですね!!こんなキノコだか花だか判らん閉じこもり君をかずぼうは育成できるかな?

Posted by: 周 | June 02, 2008 at 05:25 PM

周さん、でけまへん・・・。

Posted by: かずぼう | June 03, 2008 at 11:32 AM

初めて、かずぼうさまとの山歩きにお供させて頂いて、さすが博学・雑学?をいかんなく発揮されてとっても楽しい山でした。ギンリョウソウにあんなに興奮されるとは・・・

Posted by: takko | June 03, 2008 at 03:47 PM

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