「観という漢字のこと」

石垣と赤い花
ある友人が、かずぼうに聞いた。
「"観"と言う漢字あるやろ。"見る"とどう違うねん?」
かずぼう 「うーん、そやなあ。"観"は、観察の"観"だから、よく見ること、
知恵を持って見るということかな?」
かずぼうは、ものを類型化することはあまり好きではないが・・・。
世の中には、ふたつのタイプの人間がいる。
ひとつは、社交的であまり本は読まず、知識は人に質問することによって
得る。
もうひとつのタイプは、あまり社交的でなく、本を読むのが好きで、疑問点
があれば、図書館へ行ったり、ネットで徹底的に調べないときがすまない
人である。
かずぼうはどちらかと言えば、後者なのであろう。
「観」と言う漢字が気になって仕方がなくなった。
「観」という漢字は、「観音さま」の「観」であるし、般若心経の冒頭にある
「観自在菩薩・・・」の「観」でもある。
「見る」のが、肉眼で見るのに対し、「観る」のは、心眼で見とも言える。
「観音さま」つまり、「観自在菩薩」は、一切諸法の観察と同様に衆生の
救済も自在なありがたい仏さまということである。
漢字字典をひも解くと、「観」の左側の偏は、口をそろえて鳴く水鳥を示す
とある。
とすると、「そろえてみる」、「みわたしてみくらべる」、「みくらべて考える」
という意味なのかあ・・・。
「観光」、「外観」、「客観」という漢字を見るとうなづける。
まだすっきりしないので、漢字といえば大家の白川静氏に御登場願おう。
「字統」によると、「観」の漢字の偏の解説を見ると、
農耕儀礼に関する字と思われる。
また字が鳥の形であることからいえば、それは鳥占いの方法による儀礼で
あろう。
「観る」という行為には、呪的にその対象を支配するという意味が含まれていた。
鳥は鳥でも、冠毛を持つ大きな眼をした鳥らしい。
サギなのかもしれない。
コウノトリという記載のあるのもある。
鳥占いというのがよくわからないが、農耕に関して占いをするのに、鳥の鳴き声
や飛ぶ方向などを参考にしたらしい。
「観る」と「鳥占い」の関係は?
そろそろ迷宮に入ったらしいのである。
中途半端ではあるが、根が尽きた・・・お後がよろしいようで・・・。
















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